M1

夏を彩る代名詞といえば、海や花火、お祭りなど、人それぞれ様々なことを思い巡らすだろうけど、最近の僕の中でも夏といえばM1グランプリが思い浮かぶ。去年初めて地元のダチ公と組んで出て、今日が2回目の出場となった。ネタはダチ公がかき、それを僕が校正するというスタイルをとってるのだが、いかんせんダチ公の書くネタがイカれている。これ誰に笑ってほしいの?って聞いたら即答でおにぎり太郎さえ笑ってくれたらそれで嬉しいという歪んだ愛でかかれた漫才のため、内容はお察しの通りである。

 今日はその一回戦があった。ダチ公は10時集合なのに当たり前のように30分前に僕の家にきて、ずっと家の中を歩き回っており、見てわかる情緒不安定モードになっていた。前回みたいに頭真っ白になってるのかと思って心配して声掛けると彼は「俺は何か自分が作ったものが大勢に認められた事がないから認めてもらいたい」と答えてきた。普通にくらった、初めてザクラッシュを聞いたみたいな感覚だった。今回は作っていたネタに少し違和感があったのはそういうことだったのかと合点がいった。認めてさせてやらなければ寝覚めが悪くなりそう、でも叶えたい夢の先は長そう、諦めがつかない俺もお前も。いくところまでいって見る栄光。そもそも俺らはだめで元々なのかも。

マクドナルド

久しぶりにマクドナルド食べてきた。マクドナルドは都会にいかないと食えないもんだと思っていたが、中坊の頃にそれが出来た事で俺たちワンパク達は幾度となく通った。高校生の頃はチャリでハンバーガー片手にダチ公と貪り、大学生の頃はダチ公の4人乗りの車に8人で乗って買いに行ってみちみちの車で我慢できずに全員で速攻で貪るっていた。それから社会人になると昔ほど高頻度で買うこともなくなり、期間限定のカルピスシェイクを今回は美味しくなったかな?って思いながら買いに行き、結局舌打ちするくらいだ。

僕がマクドナルドにいってたのむメニューはもう決まっている、チキンクリスプ二個とハンバーガー一個の合計三百円だ。もうこれからは昔から今日に至るまで一切変わらない、スタメンだ。男でシェイクとかーポテトとかー、ジュースとかーみたいになんでも付属品つけるやつはビートルズだったらポール派とか言い出すから注意しとけよ。男はレノンって相場はそう決まってる。昔はお金がなかったから安くて腹にたまるこのメンツだったが、お金を貰えるようになった今に至るまでもずっとこのメンツだ。昨日ももちろんそれ、本当は海老フィレオとか竜田とか食べたい時もあるけど、いざ店頭にいくと、ドライブスルーに行くと口から出る言葉はチキンクリスプ二個とハンバーガー一個、もう病気に近い。昔と違うのは値段とか味とかよりもいまは僕は思い出を食らってってこと。口の中パサパサになるじゃんとかいう雑魚は唾液でも飲んでおけ。

波よ聞いてくれ

ご存知、ラジオ番組をテーマにした!我らがユートピアの北海道がテーマのアニメ!なんていうすか?最高以外あるんすかね?声優がすげぇ上手なんですよね、所々北海道感出してくれるのも道産子としては嬉しい限り。OPもtacicaっていうセレクトもよくわかってらっしゃる、なんせこのOPがすげぇいい、北海道出身なのはセレクトに加味してもセンスがいい。アニソンが多いと思われがちだが彼らの放つ唯一無二の言葉は心を揺さぶる。中2感の抜け出せない僕らにとってちょっとクサい言葉を敷き詰め、アップテンポで叩き込んでくる辺りもラジオの雰囲気もあってとてもいい。チャットモンチーもそりゃ惚れるわ。アニメは毎シーズン家になるやつはずっと見てるんですけど、このアニメの独特の言葉遣いや回しは見ていて爽快感もあり、笑えるシーンもあり、そして僕としては地元に帰りたくなる。いいアニメっすわ。勝ち負けじゃないところで僕たちは出会ってフレーズは最近バレーボールを始めだしてる僕にとってはベストフィット!荒波を毎日を非日常を流さないでなんてウゥくるぜ、きちゃうぜ。こうやって今も文字に打って、文章めちゃくちゃでただ熱意だけで書けるのもそれだけ自分が好きってことなんだと思う。書かされて描くものより書きたくて描くものにこめる情熱が詰まるような気がする。

こんがらがった!

最近ネクライトーキーという5人組邦楽バンドをのこんがらがった!という曲を書いた。始まった瞬間に流れる軽すぎるシンセのエレクトロとそこらへんのポップバンドが歌いそうな軽い歌詞と声。またこういう系かと思ってダラダラ聴いていた。

 曲が進むうちになんだこれ?となってきた、意味不明な歌詞に加えて治安の悪い歌詞。曲が進んでいくとこの軽い音と声がこれからと相反してとても合う。いいのかどうかわからんが、訳わかなすぎて全力でバットで殴りにくるようにな凶暴さがある。リズム隊も余計な変拍子もなく短調にリズムを刻むがこれが逆にいい、この歌詞と声にはこれくらいのシンプルさが潔くていい、変に癖つけた自己満オナニーリズムのよほどいい。謎に入るダサい手拍子もそれ必要?ってなるコールアンドレスポンスも治安悪い歌詞にマッチして、変なB級映画感もあり、充実感すら生まれてる。こういうサブカル剥き出しのダサい感じやりたいとか思っても、実はそんなうまくいかない。彼らはちょうどよく線引きしてそれを作り上げてる。ここまで綺麗にやりたいことを表現できるのは好きな事で生きていく感があって嫌いじゃない。頭悪そうな曲名も相まってとてもいい

Ready steady go

今週の僕の一番ホットニュースは間違いなくL'Arc〜en〜Cielのサブスリクプションが開始したことで間違いない。

 僕がラルクを知ったのは鋼の錬金術のOPだ。初めて聞いたのは2004年だから僕が小学五年生の時だ。聞いた瞬間小学生の僕はなんせ驚いた。are you ready?と勇ましい掛け声共にアップテンポのドラムと切り裂くようなギターとおら!ぶっ飛ばしていくぞ!と言わんばかりの震えるほど声。全てが新鮮だった。POPSばかり聞いていた僕にとっては衝撃でたまらなかった、なんだこれかっけぇよと思って毎週のハガレンを楽しみにしていた。マスタング錬金術とちょうど噛み合うシーンがあるがかっこよすぎて真似してた。

サブスクリプション開始してからready steady goだけ15回は聞いた。何度聞いてもいつでも止まらない疾走感。サビaメロサビのバイクに乗りながら荒野を爆走していくようで、bメロに入るギターリフもガンガンにいれてニトロ詰んでますよみたいに煽ってくる挑発感。これほどに疾走感と爆裂感に溢れてるのに驚くのは全く耳障りや騒々しいくないこと。ただ煩いだけで汚くて下品な音と完全き一線を画すのは楽器隊の丁寧でキレある演奏と透明感のある高音と高純度の鉛みたいな低音を使い分けるHYDEありきだから思う、さてもう一回聞くか。暑い日差しが照らすこの道の向こうまで

NIKE

誰が僕の服に興味あるんだと思うが、そんなのは羽虫の如く無視して書いてみようと思う。僕は大学の頃まで革靴は履かずスニーカーばかり履いていた。ブランドは問わず色んなのを履いてきたが、恥ずかしい話だが人生で記憶がある限りNIKEのスニーカーを履いたことがない。これに関しては本当に不思議なものでNIKEが嫌いとかそういうマイノリティではなく、本当にたまたまNIKEのスニーカーを履かずに過ごしてきた。中、高はお母さんと一緒に靴屋にいって靴を選んで買ったが一度もNIKEを買わず、大学生になってからはキモい癖がでて気に入ったスニーカーは三足くらい同じのを纏めて買うため必然的にさらに確率は減る。フォレストガンプを見てコルテッツが欲しいと思ったこともスラムダンクをみてジョーダンを欲しいと思ったことだってもちろんある、試着もしたでも何故か買わない。今になって理由を考えたみたけど、僕の中でNIKEは少しおどろおどろしいものとしてのイメージが溢れていた。NIKEはスニーカーの王様であり、あのスウッシュが印字されるだけで靴だけ先に進んでしまい僕は取り残される気がしていた。でも、これから死ぬまでには一回はNIKEのスニーカーを買ってみたいと思う、NIKEというブランドがもつ安心感と力強さに頼らずとも自分で地を踏める。買うとしたらきっとその時だろう

ストーブ

徐々に寒くなってきた。僕の家は8畳×2なのだがエアコンのあるメインフロアはあったかいが、もう一つのフロアはまるで外。まるでというかほとんど外。今年はストーブを買おうかなとか思ったが、先週7万も服を買ったのでそんな金はもちろんない。僕は道民なのでストーブは生活に欠かせない存在になってる。上京するときにあっちでも使うから買いなさいよとお母さんが言ってくれたがバカ息子は買わずに服を買っている。最近のストーブの進化はすごいらしい、暖炉に見えるやつや火傷しないやつなど様々な安全機能を蓄えているらしい。でも、僕が一番好きなのは祖母の家にある石油ストーブだ。ばあちゃんのそのストーブで餅を焼いて雑煮を作ってくれた。横ではブクブクに太った猫がずっとストーブの前に座っていてそいつの腹を触る。僕と猫は横並びでくっついてストーブの前にいる、なかなか絵になってしまうのが不思議だ。外は極寒だが、室内と僕の背中と手のひらはポカポカだ。今年の冬は北海道に帰りたいなと思っている。